(01-02) 立禅 全ての基本 (No.02)

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入門の条件

軽い気持ちで気の感じ方(気感)を教わったばっかりに, 気功道場に入門する羽目になってしまった。

この道に明るい友人の紹介で, 中国人の著名な気功師に弟子入りする。

入門の条件は「一日一度は必ず練功(トレーニング)すること」と言う。

私は学生時代に柔道と器械体操をやっていたので, どんなトレーニングをするのかも全く知らないまま, 恐れるに足りずとばかり簡単に同意してしまった。これが不幸の始まりであったとは。

異様な姿勢

道場に通されると, すでに数人の先輩諸氏がおもいおもいに準備体操をしていた。

横一列に並び, 最初にやらされたことは, 膝を曲げて両手を前に出す立禅(馬歩椿)の姿勢であった。

こんな姿勢は表の世界では目にしたことがない。なんという原始性を感じさせる異常な格好であろうか。私の第一印象では, 他人にはあまり見せたくない, 排便の姿勢に写った。

気功といえば, 太極拳のイメージを描いていたので予想外の展開となる。
   

きつい, つらい

この立禅の姿勢のまま, 10分経過しても全く動きがない。15分経った頃から両脚が少しずつ震えだし, 20分過ぎるとガタガタと音をたてるようになった。

周囲を見渡すと先輩の何人かも脚が震えていた。きつい, つらい, 休みたい。それでも師は終了とは言わない。結局, 終了の言葉を聞いたのは40分後であった。

脚が震えて階段を降りられない。手摺にしがみつくようにして, やっとのおもいでトイレに行った。

それにしても, なんというきつい気功なのか, しどい目にあってしまったように思えた。これだけ苦労して, どのようなメリットがあるのか。
   

すべての基本

師曰く「健康維持・増進はもとより, 気功治療や透視などの潜在能力を開発する方法は, この立禅の姿勢をマスターすることから始まる」という。

「立禅の正しい姿勢と太腿の鍛錬」が全てに優先して行われるべき必要不可欠な前提ともいう。

「気を感じるとか, 気が見えるとかは, 立禅の姿勢をマスターして内気が充実してくれば, 誰にでも現れてくる副次的な現象なので, 執拗に求めるものではない」ともいう。

ここまできたら, 師を全面的に信頼するしかない。明日に何が

待っている分からないが, やるしかない。 
         

               
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        【バーチャル気功空間 気の世界】隔週                                     

    発行元: 日本気功倶楽部
   監 修: 天地 一道
   編 集: 森澤 陽子

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