(01-01) 気功世界への道程 (No.01)

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理工系の出身

私は, 日本が戦後の貧しさから高度経済成長へと離陸し始めた頃に, 理工系の大学に入りました。というと, 年齢が想像されることでしょう。理工系のため教養過程での数学, 物理学, 化学はもとより, 全過程が科学的教育で埋め尽くされていました。

その後, 大学院にも進みましたので, 普通の人よりは科学的精神を持っているつもりです。しだがって, 世間を騒がせている心霊現象もどきは, 生命の誕生の歴史から見ても全面的に否定するものです。「霊」など存在しないという立場をとっています。この種の非科学的で荒唐無稽なものとは一線を引きたいと思っています。

科学とは再現性にあり



逆に, 気功を非科学的だと決めつけている頭の固い人は, 科学の本質を誤解していることが多いようです。

そういう人は, 証明され尽くされた事例のみを科学の範疇に入れたがるようですが, 科学とはそういうものではありません。

科学とは「同一の条件で, 同一の方法で行ったとき, 同一の結果が得られる」という「再現性・反復性」にあります。それが何故そうなるのかという証明は次の段階の問題であって, 不明な場合にはとりあえず仮説を立てて先に進めていきます。

科学者とは素朴な情熱の持ち主

 

このことは, 1989年に世界中を巻き込んだ常温核融合ブームのときの科学者のあの熱気を思い出せば理解できます。

夢のエネルギーである核融合には巨大な施設が必要なのに,それが試験管の中でいとも簡単に成功したというものでした。仮説らしきものもないのに,世界中の科学者が熱狂的に実験を重ね, 再現性がないのではという真偽論争にまで発展しました。

最終的に, 米国常温核融合調査委員会が思惑の結晶(ウソ?)という結論を出してひとまず収拾されることになりました。この一大ブームを見ていて, 科学者というものは「未知なるもの」へ, いかに素朴に情熱を注げるものなのかと感動しました。まるで中世の錬金術を見ているようでした。

「気」は未知なる物質

現在, 世界の大学の研究者は「気」の正体を解明しようと, 気功師の発する気を各種の測定機器を使って調べています。電磁波, 静電気, 磁気などが検出されていますが, 決定的な結論は出ていません。

科学的レベルでは「気」は今だ「未知なる物質」なのです。とすれば, 気功は非科学なものではないのか, ということになります。しかし, 科学の本質が再現性・反復性にあるならば, 気功は立派な科学です。たとえば私の経験ですが, 腰痛を訴える人に気功治療を施すと, 80%以上の確率で改善されます。外気導引で人が動く確率も80%以上に達します。2001年5月4日付の日本経済新聞の特集「ゲノム革命」の記事の中に「一般に, 医薬品が実際に効く割合は平均すると70~80%, 抗がん剤では30%の患者に効果があれば高い方」とあります。気功におけるこの高い確率を, 貴方はどう理解されるでしょうか。

最初の気感


話しを初めに戻します。

気功の世界に足を踏み入れることになったのは, ある人に気を感じる方法を面白半分に教えてもらったのがきっかけでした。

右手を鉄砲の形にして, その指先を左手の掌に向けると, 何かを感じるというものでした。騙されたと思って, 一日一分間だけ指先に意識を集中してみることにしました。

最初は何の変化もありませんでしたが,一週間ほどして, 定かでないけど薄っすらとした反応が現れてきました。一度, 反応を感じると日増しに強くなってきます。午前中よりも午後の方がさらに強くというように。指先を動かすと, 同じように手の平に反応がでます。

ここまでくる, 指先から何かが放出されていると考えるしかありません。科学的な教育を受けてきた私としてはかなりショッキングな事件でした。人体から何かが放出されるなど, 聞いたことがないからです。気と称するものを感じた以上, これが本物かどうか試してみるしかない, そう思い気功道場の門を潜ることにしました。

   
    ※今回は自己の立場を紹介しておきたかったので, 多少長くなりました。
               

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        【バーチャル気功空間 気の世界】隔週                                     

    発行元: 日本気功倶楽部
   監 修: 天地 一道
   編 集: 森澤 陽子

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